気管支喘息
喘息とは、咳、ゼーゼー、ヒューヒュー、呼吸困難などの症状を繰り返し起こす病気です。症状の程度により、重症度および対処も異なり、小発作、中発作は吸入や内服薬で対処できますが、咳き込みや苦しがるなど呼吸困難が強い、眠れない場合は至急病院を受診し、入院を要します。発作を引き起こすきっかけは風邪、ダニや動物の毛などのアレルゲンなどであり、環境整備(禁煙、ホコリをためない、絨毯やぬいぐるみなどをなくす、換気、空気を汚さない冷暖房器具など)が大事です。当院では日本小児アレルギー学会作成の小児気管支喘息治療・管理ガイドラインに従って治療を行っております。発作時は主に気管支拡張剤の内服や吸入を行い、重い場合や長引いている方は吸入器を貸し出すこともあります。喘息は慢性的な炎症が続いているといわれていますので、発作を繰り返す場合は、抗アレルギー剤の内服や吸入ステロイド薬などの長期管理薬を継続する必要があります。